こんにちわ^^ナベシュウです^^
今回の記事は、
なんか気が付かない間にかなり太っちゃったなあ。
というか、ヤバいくらいに太っちゃったなあ。これもうヤバいだろ。
という方々にお送りする記事です。
この記事では、
・糖質制限ダイエットの概要
・糖質制限ダイエットのやり方
・糖質制限ダイエットで起きるデメリットとその対策
・糖質制限ダイエット成功のコツ
をの 4 点をご紹介します。
一時期、世間を賑わせた糖質制限ダイエット。
特に今回取り上げるのは可能な限り糖質をカットする糖質制限、ケトジェニックダイエットのことだと考えてください。
この糖質制限は、
- スゴイ勢いで痩せる。
- ダイエットにカロリーは関係なかった。
- 結果にコミットします^^
など、数々の触れ込みで画期的なダイエットとして雑誌やメディアで取り上げられました。
そして、良い面だけでなく、
- 体調が悪くなる。
- 寿命が縮む。
- 絶対にリバウンドする。
など、悪い面も多く噂されてきました。
ブームも落ち着いたものの、今でも『痩せるだけなら糖質制限が一番』という意見もあります。
実際のところはどうなのでしょうか。
糖質制限ダイエットの経験者として、私は
糖質制限こそ初心者におススメするダイエット だと思っています。
「過酷なダイエット」というイメージがある糖質制限ダイエットですが、仕組みや方法を理解して行えば、ダイエット初心者こそやるべきダイエットです。
理由は『結果がすぐに見た目に反映される』からです。
後述しますがこれこそが初心者に糖質制限をすすめる一番の理由です。
ただし、糖質制限で起きるデメリットや身体への負担もあります。
そのため準備、対策をして臨む必要があります。
関連記事:【事前に知りたい】実際の体験談でわかる糖質制限に起きる体の変化
それでは、早速、糖質制限ダイエットの概要・コツ・対策を共有していきます。
Table of Contents
糖質制限ダイエットとは身体を脂肪をメインエネルギーにするケトジェニックモードに移行させ、脂肪で活動する身体にするのがキモとなります。
糖質は最も効率の良いエネルギー源です。
そして、これまで人間の脳は糖質(ブドウ糖)しかエネルギーにできないと考えられていました。
しかし、研究が進み、脳のエネルギーとなる物質が糖質以外にも見つかりました。それが『 ケトン体 』です。
糖質制限(ケトジェニック)ダイエットは脂質を分解してこのケトン体を作り出す。そういうダイエットです。
長い間、糖質は脳に必須だと考えられていました。
糖質とは、人間の必要な三大栄養素 炭水化物、たんぱく質、脂質の三つ の特に炭水化物のことを指します 。
この炭水化物は糖質と食物繊維の2つに分類されます。
糖質制限中に糖質は摂取できませんが、食物繊維は積極的に取らなくてはいけません。
糖質制限が便秘になりやすいのは、炭水化物を制限することで、この食物繊維が不足するためです。
そのため、糖質と炭水化物を同一視せずにしっかり区別して、考えることが必要です。
関連記事:ダイエット成功の鍵は『糖質を知る』こと
また、後ほど紹介するケトフルーによる体調不良や、食事の選択肢が減ることや食費がかかるといったデメリットがあります。
そして糖質制限ダイエットが『危険なダイエット』と言われる所以は、ケトジェニックモードへの切り替えの過渡期に、エネルギー不足の状態が続くことです。
しかし、こういった デメリットや危険に対して事前準備すれば、安全、低負荷な糖質制限ダイエットができます。
しっかりと情報を集めて健康に、安全に糖質制限ダイエットを行いましょう。
デメリットの対策も含めて糖質制限ダイエットです。
ポイント
糖質制限(ケトジェニック)ダイエットは起きる弊害への対策も含めて考える。
糖質を取らないだけでは危険です。
それでは糖質制限ダイエットはどのように行うのでしょうか。
- 糖質の摂取量を1日50g以下に抑える
- 中鎖脂肪酸を豊富に摂取する
やるべきことはこの2点です。しかし、これは最低限やることであって、これだけでは危険な糖質制限ダイエットです。
ここで読むのをやめずに最後まで読み進めてください。
大事なので何度でも言います。糖質制限ダイエットでは起きるデメリットの対策も含めて、糖質制限ダイエットです。
糖質の摂取量を1日50gに抑える
まず、糖質を1日50g以下に制限します。
成人男性に必要な一日の糖質量は330g、成人女性は270gです。
比較しても50gがとても少ないことがわかります。
具体的な食品で糖質50gの例を上げますと、
◇糖質50gが含まれる量と具体的な食品名
- 白米 お茶碗に小盛程度(150g)
- スパゲッティ 1食分(80g)
- 食パン 6枚切りを2枚(120g)
- うどん 1玉(250g)
- ラーメン(麺のみ)1食弱(100g)
- そば 1玉(200g)
- モチ 2個(100g)
これが一日に摂取してよい糖質の目安です。
なお、主食を例にしたのは身近でイメージがしやすいからです。ですので、「主食を毎日これくらいだったら食べていいのか^^」ではなく、
糖質制限中は主食は一切食べられない と考えてください。
なぜなら、糖質は主食だけでなく、野菜や肉にも含まれます。味付けの調味料にも入っています。
これに加えて、主食を食べていてはすぐに糖質オーバーになります。
食事は肉と野菜が中心。肉については好きに食べて構いません。
しかし、ソーセージやハムと言った加工肉は脂質の質が悪くおすすめしません。
極力、鶏肉、牛肉、豚肉のような素材そのものを自分で料理してください。
また、盲点なのが野菜。特に根菜は糖質が多いです。
糖質の高い野菜をピックアップしたので、これらを避けて野菜を取りましょう。
◇糖質制限で食べるのはNGの野菜一覧
- ジャガイモ
- サツマイモ
- サトイモ
- カボチャ
- ゴボウ
- トウモロコシ
- レンコン
- ニンジン
- 玉ねぎ
- トマト
これらの野菜は基本的にNG。
また、食べて良い糖質の少ない野菜も紹介します。
◇糖質制限で食べてOKの野菜一覧
- レタス
- キャベツ
- ホウレンソウ
- 小松菜
- 白菜
- ブロッコリー
- もやし
- ニラ
- ナス
- オクラ
- エノキタケ
- シイタケ
- シメジ
これらの野菜を積極的に摂取し、ビタミン、ミネラルを取ります。
葉物野菜、キノコ類は糖質が低い傾向があります。
中鎖脂肪酸を豊富に摂取する
糖質制限は『脂質を分解するケトジェニックモードに身体を移行する』ことが目的です。
この移行にはある程度のタイムラグがあります。
個人差はありますが 2 ~ 3 週間程度。この間が最も身体的に厳しい期間です。
糖質がメインエネルギーのグルコジェニックモードで糖質制限をするため、糖質不足を補う程のケトン体が作られず、エネルギー不足になります。
そのためこの期間は脂質でもエネルギーに変換されやすい中鎖脂肪酸を摂取し、ケトン体の生成をサポートして、
ケトン体の生成を身体に覚えさせる必要があります。
良質な脂質の摂取は糖質制限の絶対条件
糖質制限中は糖質の制限と同じくらい 良質な脂質の摂取が重要 です。
糖質制限中に積極的に摂取すべき油は前述した中鎖脂肪酸 です。
中鎖脂肪酸はエネルギーになるのが早く、ケトン体を作りやすい脂質です。
少しでもケトン体を作ってケトン体回路を身体に染み込ませることを目指しましょう。
そのために中鎖脂肪酸が豊富に含まれている食品を紹介します。
◇中鎖脂肪酸が豊富な食材
- MCTオイル
- ココナッツオイル
- パーム油
- 牛乳
あまり馴染みのない食材が目立ちます。
このリスト内では牛乳が馴染みがあると思います。しかし、牛乳は飲みやすく、糖質が多いためおすすめできません。
私はMCTオイルをおすすめ します。
MCTオイルはココナッツオイルやパーム油を精製し100%の中鎖脂肪酸にしたもの。スーパーで多少高価ですが買うことができます。
無味無臭で料理にそのままかけても味を変えることがなく摂取しやすいです。
これをサラダにかけたり、コーヒーに混ぜて飲めば簡単に中鎖脂肪酸を摂取できます。
またMCTオイルを選ぶときに気を付けたいのは、配合されている中鎖脂肪酸の種類です。
中鎖脂肪酸は結びつく炭素の多さで『C8(カプリル酸)』、『C10(カプリン酸)』、『C12(ラウリン酸)』に分類されます。
この3つの内で最もケトン体を作りやすいのは『C8』です。
商品によってはこの配合量が記述してあるのですが、全ての商品に記述されているわけではありません。
しかし、もしも配合量がわかるのであればなるべくC8の配合量が多いMCTオイルを選びましょう。
MCTオイルの一例として、一つ商品をご紹介します。
例えば、こちらの商品はC8とC10が6:4で配合されています。どちらかと言えばケトン体を作りやすいMCTオイルと言えるでしょう。
ここまでが中鎖脂肪酸のお話です。
さらに、不飽和脂肪酸からもアプローチを行いましょう。
不飽和脂肪酸は、
◇不飽和脂肪酸の種類
- オメガ3脂肪酸
- オメガ6脂肪酸
- オメガ9脂肪酸
の3つに分類されます。
私たちは日常生活ではオメガ 6 脂肪酸が溢れています。外食したり、安売りしてる油を購入すると多くの場合、オメガ6脂肪酸を摂取することになります。
そのため、積極的にオメガ 3 脂肪酸、オメガ 9 脂肪酸を摂取するように心がければバランスよく摂取することができます。
オメガ 3 脂肪酸は、
- フィッシュオイル
- アマニ油
- えごま油
などがあります。私は安価なサプリメントで摂取できるフィッシュオイルを圧倒的におすすめします。
オメガ 9 脂肪酸については、オリーブオイルの一択です。
食事は基本的に自炊をして、オリーブオイルを使用するようにすれば十分でしょう。
脂質は奥深いものです。
糖質制限だけでなく、他のダイエットでも有用な知識なのでしっかりと情報を集めましょう。
関連記事:【初心者必見】ダイエット成功の鍵は『脂質を知る』こと
ここまで糖質制限の根幹の説明をしました。
しかし、ここからも重要です。
冒頭に説明したとおり、糖質制限ダイエットは『糖質制限によって起きるデメリットへの対策』も含めて糖質制限ダイエットです。
この対策を怠った糖質制限ダイエットは緩やかな自殺です。
まずは糖質制限のデメリットをあげます。
◇糖質制限のデメリット
- ☆ケトフルーと呼ばれる強烈な体調不良(最重要)
- 過渡期のエネルギー不足による筋肉の分解
- 便秘になる
- ケトン体の代謝物、アセトンによる体臭
- リバウンドする(リバウンドの可能性が高い)
以上が 4 点です。一つずつ説明と対応策を紹介します。
糖質制限によって起きるケトフルーの症状と対応策
ケトフルーはケトジェニックの『ケト』、風邪と言う意味の『フルー』、この2語を合わせた言葉で、糖質制限を行うと 2日~ 3日後くらいに起きる強烈な体調不良のことです。
- 頭痛
- 眠気
- 吐き気
- 倦怠感
- 疲労感
このような風邪、熱に似た症状でかなりキツイです。
そしてこのケトフルーは糖質の少ない状態に慣れることで改善します。
ただ、多くの人がこのケトフルーの辛さで『自分に向いていないダイエットだった』諦めてしまう のです。
これが最も多い糖質制限ダイエット失敗例です。
私も過去も何度もダイエットに失敗しました。
理由は『ダイエットをするたびに風邪をひいていたから』。正確に言うと『風邪をひいたと思い込んでいました』
以前の私のダイエットは「主食を減らす」ものでした。
白米好きで、普段から白米を食べ過ぎという自覚があったからです。
そのため、ダイエットも自然と主食を減らす糖質制限ダイエットになります。そしてその度に風邪の似た症状で体調を崩して、その辛さでダイエットを断念していました。
ただ、このケトフルーの情報を聞いた時、ピンときました。
『これまで私がダイエットの度に患っていた体調不良はケトフルーではないか?』と。
体調不良には違いありませんが、一時的なもの。症状を軽減する対策があれば耐えることができます。
知識はダイエットを成功に導いてくれるのです。
ポイント
・糖質制限で起きる体調不良は風邪ではない。適切な対策を用意し、楽に乗り越えよう。
ケトフルーを乗り越える対策その1(十分な水分)
ケトフルーを乗り越えるにはケトフルーがなぜ起こるかを知る必要があります。
端的に言うと ケトフルーは風邪ではなく『脱水症状』 です。
糖質制限で糖質が枯渇すると、糖質を材料にするグリコーゲンも枯渇します。
グリコーゲンは水分と結合しやすい性質でグリコーゲン 1 に対して、水分が 3~4 結合します。
この性質が体内の水分を保つのに大きな役割を持っています。
そのためグリコーゲンが枯渇すると水分を留めることができず、尿として排出 されます。糖質制限をすると、トイレに行く回数が増えるのはこのためです。
そして、急激な水分排出に耐えきれず脱水症状が起きます。
これがケトフルーの正体です。
原因がわかれば対策もできます。糖質制限を行う時は水分を積極的に取ってください。
利尿作用があるコーヒーやお茶はNGです。純粋な水を取ってください。
そしてもう一点、 塩分を多く摂取してください。
塩分で細胞内の塩分濃度を上げ、浸透圧で体内に水分を貯めてください。
塩分を取りすぎると翌日に身体がむくみます。それを意図的に起こしてください。
私は薄い塩水を冷蔵庫で冷やして飲んでいました。不味いですが、冷えていれば多少飲めます。
短期的に身体が浮腫んで、デブに見えるのはどうでもいいこと。いち早く身体をケトジェニックモードにすることが重要です。
ケトフルーを乗り越える対策その2(ケトフルーが起きた時の準備)
水分を保つ対策をしてもケトフルーが起きることもあります。
それくらい糖質制限は体に強烈な影響があります。ではその対策はどうすれば良いのでしょうか。
これは単純に『長期休暇中に始めてください』。
ケトフルーは糖質制限開始から 2~3 日後に起きはじめ、数日~2週間、長ければ1か月続きます。
長期休暇中に糖質制限を初めて、その間にケトフルーが治まれば会社や学校に影響がありません。
長ければ1か月続くんでしょ?そんなに会社や学校を休めないよ。
こういう人もいるでしょう。そこは頑張って数日で症状を抑え込んでください。
ケトフルーの脱水症状はグリコーゲン不足のせいですが、ケトジェニックモードへの切り替えが上手くいっていないということもあります。全力でケトジェニックモードに切り替えましょう。
この切り替えに注力するのにも長期休暇中は都合が良いのです。
家から出ると糖質の誘惑があります。また自由に中鎖脂肪酸の摂取もできません。
超ポイント
ケトジェニックモードへの切り替え中は自宅で安静にし、こまめにMCTオイルと、塩分と水分を取りながらじっとしているのが一番です。
また、仕事や学校でストレスを感じないのも良い点です。
ストレスは交感神経を刺激し、グルコジェニックモードへの切り替わる原因になります。
こういった面でも糖質制限は長期休暇中に始めるべきです。
過渡期のエネルギー不足による筋肉分解への対応策
ケトジェニックモードに切り替わるまでの過渡期は、糖質不足の上に、脂質もエネルギーに変換されないためエネルギー不足に陥ります。
エネルギー不足になると、糖新生が起きます。これは筋肉を分解して不足エネルギーを作る現象です。
この筋肉の分解を補うために 筋力トレーニングを行い、たんぱく質を豊富に摂取 してください。
糖質制限に限らず、糖新生を起こすほどの過剰なダイエットはリバウンドにつながります。
リバウンドを防ぐために筋肉維持に努めましょう。
しかしこの過渡期に筋トレを行うと、汗で水分が排出されケトフルーを悪化させてしまいます。
体調が落ち着いたら筋力トレーニングを行い、たんぱく質を取って筋肉を維持、増加させましょう。
そもそも、糖質制限は一生継続するダイエットではありません。
どこかで制限を緩めるか、違うダイエットに切り替える必要があります。
その時に糖質制限を始める前より筋肉量が減少していることは避けてください。
筋肉は人間にとってとても重要です。本音はこれを機会に筋トレを習慣化してほしいです。
また有酸素運動の方が好きという人は有酸素運動でも構いません。
ただ、息が上がるほどの有酸素運動はグルコジェニックモードに切り替わるため控えてください。軽いウォーキング程度で済ませてください。
関連記事:外部サイト『リバウンドの仕組みと原因を理解しよう!』
食物繊維不足による便秘への対策
現代の生活では食物繊維は主食に依存しています。
白米に食物繊維が豊富に含まれており、かなりの人が主食を食物繊維の摂取元としています。
そのため主食を制限する糖質制限は食物繊維が不足し、腸内環境の悪化を招きます。
- 大便の元である食物繊維不足
- 食物繊維不足による腸内環境の悪化
この 2 点から 糖質制限ダイエットは便秘になりやすいです。
これを防ぐには食物繊維を取るしかありません。
ポイント
食物繊維はサプリメントで安価で摂取 することができます。
イヌリン、難消化性デキストリン と言ったものが食物繊維のサプリメントの代表です。
これらを準備して糖質制限ダイエットに臨みましょう。
関連記事:魔法の粉、難消化性デキストリンの効果 飲むだけで痩せる?夢のサプリなのか。
ケトン体の代謝物、アセトンで体臭が臭くなる対策は?
糖質制限のデメリットで有名なのはこの「体臭」です。
俗に『ダイエット臭』と呼ばれ、糖質制限に限らず厳しいダイエットを行っている人から出る体臭です。
これの原因はケトン体がエネルギーとして使用された後の代謝物『アセトン』の臭いです。
『甘酸っぱい臭い』と表現されますが、良い香りではなく、リンゴが腐ったような臭いがします。
糖質制限はケトン体を作るダイエットなので、このアセトンの臭いが身体からかなり放出されます。
私がアセトン臭を最も感じたのは尿でした。
排尿をした後に、ものすごい臭いが便器から立ち上り、周りに人がいる場合は少し恥ずかしくなるほどの臭いです。
このアセトンについては正直、何も対策はしませんでした。
そもそも、アセトンが出ていることは身体が『ケトジェニックモード』に移行したサイン です。
アセトン臭を抑える対策をすると移行したかどうかの判断が付きません。
アセトン臭を防ぐよりも身体をいち早くケトジェニックモードに移行しましょう。身体が馴染んでくればこのアセトン臭も抑えられます。
いち早くケトジェニックモードに移行し、『糖質制限を生活の一部』にしましょう。
糖質制限ダイエットを辞めた後のリバウンドを防ぐには?
糖質制限はネットで調べると「リバウンド」という言葉がたくさん出てきます。
以前に糖質制限でダイエット成功したかに見えるあの人も、今はもう既に体型が元に戻っている。
みたいなことが良くあるみたいです。
これは、前述した筋肉の分解で太りやすい身体になったこともありますが、もう一つ糖質の摂取量をダイエットする前の量に戻しているということがあげられます。
糖質制限ダイエットをする人は、とても太っている人が多いです。そんな人が摂取している糖質の量は、普通の人の摂取量を大幅に上回っています。
そんな人が、「糖質制限で痩せました。以前の糖質摂取量に戻します。」では、リバウンドをして当然です。その摂取量でこれまで太ってきたんですよね。
糖質制限ダイエットはあくまできっかけであり、ダイエットは一生続けるものなのです。
死ぬまで「一日50グラム以下の糖質で生きていけ」とは言いません。せめて、これをきっかけに普通の人と同じくらいの糖質摂取量へと修正していきましょう。
糖質制限ダイエットは過酷なダイエットです。前述したデメリットへの対策だけではまだ足りません。
さらに糖質制限を成功させるプラスアルファのコツを紹介していきます。
糖質制限を成功させるコツは、
- カロリーをしっかり取る
- 毎日、鏡で身体をチェックする
- 自分は糖質制限ダイエットを成功させることができると信じる
この 2 点になります。それぞれ説明をしていきます。
糖質制限はカロリー制限ではないのでカロリーはしっかり取る
糖質制限ダイエットを始めると目的をはき違える人がとても多いです。
しっかりと自分の目的を明確にしましょう。
最終的な目標は『脂肪を落とすこと』ですが、この糖質制限ダイエットはその前段階に『ケトジェニックモードに身体を移行する』という目標 があります。
そのため、ケトジェニックモードに移行するまでの期間はカロリー制限をする必要がない ことがわかります。
糖質制限を始めた当初、やる気に満ち溢れ、その勢いで『カロリーも制限しよう』と考える人がいますが、それはダメです。
移行期間はカロリーを取ってもエネルギーに変換されずにエネルギー不足に陥りがちです。
そこにさらにカロリー制限を行ってしまっては危険です。
ケトジェニックモードが身体になじむまではカロリー制限はしないで、たんぱく質と良質な油を沢山とってください。
カロリー制限は糖質制限が身体に馴染み、生活が楽になってきた後です。
ダイエットを始めたばかりで沸いてくる溢れんばかりのモチベーションは、『絶対に糖質を取らない』という別の方向に使ってください。
ビタミンB群を積極的に取る
エネルギーになりやすい脂質を取ることはお話ししましたが、さらにビタミンB群もしっかりと摂取しましょう。
ビタミンB群はエネルギー代謝を助ける働きがあります。
・ビタミンB1 糖質代謝
・ビタミンB2 脂質代謝
・ビタミンB6、12 たんぱく質代謝
などなど
このほかにも、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンを含めてビタミンB群と呼びます。
注目したいのは糖質代謝と脂質代謝の効果があるビタミンB1とB2になります。
ビタミンB1は糖質制限中に仕方なく摂取する糖質を早く代謝するために摂取します。
豚肉に多く含まれていますので積極的に取りましょう。
そして、最も注目したいのはビタミンB2の脂質の代謝促進の効果です。
前述のように糖質制限のキモは脂質をエネルギーに変える体質に変えることです。
ビタミンB2を積極的に摂取して脂質代謝を促進してあげましょう。
また、『糖質制限をするとハゲる』という噂がネット上でまことしやかにささやかれています。
これについては私はハゲませんでしたが、そういう意見がある以上絶対にそんなことはないとは言えません。
そこで、ビタミンB2には肌や爪、髪の毛の健康を維持、成長させる働きもあります。
ビタミンB2はレバー、アーモンドに多く含まれています。私は摂取のしやすさからアーモンドをすすめます。
『ハゲるかもしれない』というリスクにも対策を用意します。それがビタミンB群です。
毎日、身体をチェックして成果を確認すること
この『鏡で身体を確認して成果を確認する』ことはダイエット全般の成功に欠かせません。
誰でも成果が出ないダイエットは辛いです。ダイエットも筋トレも『カッコいい体が手に入る』から頑張れます。
『身体は何にも変わらないけど、筋トレやダイエットをしてください。』と言われて耐えられるでしょうか。私には無理です。
ご褒美があるからこそ頑張れるのです。
だからこそ鏡で毎日身体でチェックして、
「この部分前よりも細くなっていないか?」
「前よりも血管の彫りが深くなっていないか?」
「顎周りがシャープになってほっそりしていないか?」
など、起きる身体の変化を毎日確認して、成果を見つけてください。
この成果は成功体験となって積み重なり、自信になりダイエットへのモチベーションになります。
そのモチベーションで糖質制限中の辛い期間を走り抜けてください。
糖質制限は良くも悪くも『すぐに身体に変化が起きるダイエット』です。数日で見た目が大きく変わります。
この急激に起きる体の変化は脂肪の減少ではなく、体内の水分の減少と筋肉の減少がほとんどです。
しかし、最初はそれでもいいのです。
『自分でも頑張れば変化を起こせる。努力すれば成長できる。』と信じることができるようになってほしいのです。
これこそが私が糖質制限をダイエット初心者に最もおすすめする理由です。
『ダイエットは継続することが大事。いきなり厳しいことをしたら続かない。』それが私の考えるダイエットの本質です。
ただ、誰もが変化の遅い小さなダイエットを長々と続けていけるほど我慢強くはない。
心のどこかに『自分は努力をしても何も変えられない』という思考を持っている人も絶対にいるのです。
この「自分は努力をしても何も変えられない」という思考が出てくる前に結果を出す。
そんな強烈なダイエットが『糖質制限ダイエット』です。
一度糖質制限を成功させて、『努力によって成長は可能』というマインドに移行してください。
それを乗り越えれば、その後の効果が見えにくいダイエットでも続けることができるようになります。
最初にある程度の荒療治は必要です。それが糖質制限ダイエットだと思います。
自分は糖質制限ダイエットを成功させることができると信じる
『自分ならできる!』と信じてください。
コツと言いながら『信じる』という宗教くさいものが出てきましたが、すごく大事です。
何の考えもなしに『よくわかんないけど何とかなるはず』という根拠のない自信ではありません。適当な楽観的思考は大きな失敗を招きます。
『糖質制限は辛くて過酷なことは知っている。しかし、そのために多くの情報を集めて準備と対策をした。だから成功するはずだ』と考えてください。
この現実的楽観主義は、楽観主義と悲観主義、双方のいいとこどりができます。
楽観主義は新しいことへの挑戦や、苦しい状況を打開するときに頼りになるマインドです。しかし、傲慢へとつながりやすく致命的な失敗を招きやすいです。
一方、悲観主義は決められたことをコツコツと行う時に頼りになるマインドです。しかし、幸福を感じなくなったり、行動力がなくなったり、うつ病にもつながるというかなり問題が多いです。
ですので、この糖質制限の記事を読んでいる今は『悲観的』になってください。
『糖質制限を始めたらこんな良くないことがあるかもしれない』、『こういう問題が出てくるかもしれない』と多くのリスクを想定し、その対策と準備をしましょう。そのためにこの記事にも多くの対策を載せています。
そして、糖質制限を始めたら『楽観的』になってください。
『ナベシュウの記事で勉強したから糖質制限は成功する!』、『どんなことが起きようとも準備、対策はしている!』とポジティブに走り出してください。
準備は悲観的に、行動は楽観的に。超重要なマインドです。
以上が糖質制限ダイエットについて私が持っている知識の全てです。
ここに書いてあることを実践すればきっと糖質制限ダイエットは成功します。
ただ、私が伝えたいことは糖質制限ダイエットだけがダイエットではないということです。
ダイエットは人間が健康的に生きていくための活動です。
糖質制限は『かなり太り気味の人が急激に痩せるため』という側面が強いです。
私は以前にかなり太っていましたが、糖質制限をきっかけにボディメイクの面白さを知り、今でも筋トレとダイエットが続いています。
大事なのはダイエットの種類ではなく、どんなダイエットでも継続することが重要です。糖質制限は単なるきっかけです。
糖質制限を一生続けるのではなく、ある程度痩せたらもっとゆるい、続けやすいダイエットに移行してください。
厳しい糖質制限に耐え抜いたあなたであれば、他のどんなダイエットも簡単に継続できるはずです。
そして、興味の範囲を『脂肪を落とすこと』だけでなく、筋肉をつける、肌や髪をキレイに保つ、内臓を活性化させるなどあらゆる方向に波及させていってください。
糖質制限ダイエットはこれまでだらしなく過ごして、太りすぎてしまった人たちにボディメイクを覚えるきっかけに最適で、ぜひやってほしいダイエットです。
キレイな身体を手に入れて、人生を良い方向に進めていってください^^